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終活で考える葬儀保険とは

終活で考える葬儀保険とは

終活で考える葬儀保険とは

終活を始めると、人生の終盤にはいろいろとお金がかかることに気付きます。自分が死亡したあとも、当然ながら葬儀費用がかかり、その費用は遺族が支払うことになります。しかし、遺族には負担をかけたくないと思ったときにはどうすれば良いのでしょうか。そんなときに役立つ「葬儀保険」――ここで詳しく解説していきます。

終活で行う葬儀費用の調達

人生の最終ステージのための準備として「終活」を行うとき、自分の葬儀費用について考えたことがある人は多いのではないでしょうか。最近では、遺族に迷惑をかけたくないという理由で、葬儀費用を残しておく人が増えているようです。

ただ、十分な貯金があるという人であればまだしも、そうでない人にとっては、どうすれば葬儀費用を残せるのか心配な方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな方に役立つのが葬儀保険です。自分の葬儀代に充てられる保険とはどのようなものなのでしょう? ここで詳しく見てみましょう。

死亡時に受け取れる保険

死亡時に遺族が受け取ることができて、葬儀費用として使用できる保険には、生命保険と葬儀保険があります。生命保険は比較的長く保険料を支払う期間が必要です。その代りプランによっては、死亡時以外にもお金を受け取れます。老後に必要となると予測される費用には、葬儀費の他にも、入院費、お墓の購入費などがあり、それに備えて加入しておくと良いでしょう。また終身保険に入院や手術に備えるための医療保険を付けて加入すれば、入院時にも死亡時にもお金を受け取ることができます。死亡時には葬儀費、お墓の購入費にあてられるくらいの額がもらえれば、遺族に迷惑をかけなくて済むでしょう。ただ、その分、毎月支払うお金は高くなります。片や葬儀保険は少額短期保険という新しいタイプの保険です。

葬儀保険のメリット

葬儀保険というのは聞き慣れない人もいるかもしれません。葬儀保険は、葬儀と葬儀にまつわるさまざまな費用を支払うことに特化した少額短期保険です。少額短期保険とは保険期間が1年間ほどを想定した保険サービスです。知名度こそ低いようですが、保険事業者の承認制度も整っており安心して利用できるサービスです。そして葬儀保険は葬儀社に対して支払う葬儀費用一式、お坊さんなどの宗教者へ渡す謝礼や読経料、戒名料など、葬儀保険はこれら葬儀にかかる費用に使用することができます。

生命保険と比べると、葬儀保険にはまず死亡後の支払いが早いというメリットがあります。葬儀費用はすぐに必要になるものなので、この支払いが遅いとなると意味が薄れてしまいます。

また、保険会社や年齢によって掛け金は異なりますが、生命保険よりも掛け金が安くなることがほとんどです。いわゆる少額短期保険なので、月々約1,000円など、少額から始めることができます。同じく、少額短期保険であるため、高年齢でも加入できます。満79歳までとしていたり、さらには満89歳まで加入が可能となっている保険会社もあります。そして、その年令を超えても契約を更新すればプラス10年近く延長できるのが一般的です。

そしてもう一つ助かるのは、医師の診断書がいらないということです。生命保険と違って持病があっても加入することができます。

葬儀費用だけを考えれば良いのであれば、葬儀保険はかなり魅力的です。終活を始めるにあたって、どんな葬儀保険があるのかよく調べて、自分に合うと思うものがあれば加入することを検討してみてはいかがでしょうか。


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