墓石に適した材質選びのポイント
生前にご自身でお墓を購入する「生前建墓」を行う人が増えていますが、お墓を建てるにあたって頭を悩ませるのが、どんな墓石を選ぶのかということではないでしょうか。お墓というのは一度建てたら代々に渡って長く守っていくものですので、デザインだけでなく耐久性についてもしっかりと考えなくてはいけません。
そこで今回は、墓石に適した材質選びのポイントについて詳しく解説していきます。
墓石の種類により価格が違う理由とは?
墓石というのは産地や石の銘柄によって価格が異なります。国産の石材というのは外国産と比べて高価で、その中でも産出量の少ないものはさらに価値が高くなるのが一般的です。
墓石に適した材質選びのポイント
では実際に墓石を選ぶときには、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。材質選びの主なポイントを下記にまとめてみました。
・吸水性が少ないものを選ぶ
石の表面には、私たちが見ただけでは分からないような微細な穴や隙間があるため、雨水が内部に入り込んでしまう可能性があります。サビやヒビ割れ、変色といった石の劣化は、そのほとんどが水によるものだと考えられています。
・硬度が高いものを選ぶ
硬度の高い石材は加工が難しく、高価なものが多く光沢が長持ちしやすく、大変丈夫だというメリットも。墓石は長い年月、雨や風にさらされることになるわけですから、耐久性を考慮して硬度の高いものを選ぶのが良いでしょう。
・光沢・色を選ぶ
石材はその種類によってたくさんの色があり、どの色を選ぶのかによってお墓のイメージが大きく変わってきます。これまでは白系統、黒系統が多いと言われてきましたが、現在ではそうしたことにとらわれず自由に好みの色を選ぶのが一般的です。また同系統の色であっても光沢や模様の出方によって印象が違いますので、実際の墓石を見ながら選ぶのが良いでしょう。
・石材店に相談しよう
現在日本で墓石として流通している石材の種類は、外国産のものも合わせると大変な種類になります。それぞれに特徴が異なるわけですから、素人ではその良し悪しを判断するのはなかなか大変なことです。墓石の材質選びで困った時には、思い切って石材店に相談して、プロのアドバイスを仰ぐのも方法のひとつでしょう。
墓石の材質を選ぶ際は、上記の内容を参考にして検討してみてはいかがでしょうか。墓石は一生のうちで大きな買い物と言えます。失敗しないためにも、分からないことがあれば石材店に相談をしてみることをおすすめします。