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お彼岸の意味と墓参りの必要性

お彼岸の意味と墓参りの必要性

お彼岸の意味と墓参りの必要性

年に2回、春と秋にやってくるお彼岸。そもそも「彼岸」とは何を意味しているのでしょうか。そしてこの時期にお墓参りに行くのはなぜなのでしょう。知っておきたいお彼岸の常識について解説します。

お彼岸とは

お彼岸は正式には「彼岸会(ひがんえ)」と言います。「彼岸」とは仏教用語に由来する言葉で、この世であるこちらの岸は「此岸(しがん)」、彼岸は向こう側の世界のことです。

此岸と彼岸は、「生死」と「涅槃」の世界、「迷い」と「悟り」の世界といった具合に区別されています。 迷いの岸である現実世界から、彼方にある悟りの岸である仏の世界へ到達するというのが仏教の説く教えです。

そのため、行事としてのお彼岸とは、もともと迷いの多い現世(此岸)から、河の向こうの浄土の世界(彼岸)に渡ることを願って、行いを慎み、修行をする期間でした。この修行では「六波羅蜜(ろくはらみつ)」と呼ばれる徳目を積むことを目指します。その徳目とは即ち、

  1. 布施(見返りを求めずに、金品だけでなく施しを行うこと)
  2. 持戒(ルールを守ること)
  3. 忍辱(辱め、困難に耐えること)
  4. 精進(不断の努力をすること)
  5. 禅定(心を静めること)
  6. 智慧(真実を見極める力をつけること)

の6つです。これらは春分と秋分の前後、1日にひとつずつ実践すると決められていました。

お彼岸の時期

お彼岸は3月と9月の年2回あります。3月は春分の日を中日として前後3日間を合わせた7日間、9月は秋分の日を中日として前後3日を合わせた7日間です。

お彼岸の入る日のことを「彼岸の入り」、お彼岸の最後の日を「彼岸明け」と呼びます。春分の日と秋分の日はそれぞれ3月の中旬過ぎ(20日か21日頃)、9月の中旬過ぎ(23日頃)が目安で、その年ごとの天文観測によって選定されます。

また、春分の日と秋分の日は、「国民の祝日に関する法律」によって、それぞれ「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」、「祖先を敬い、亡くなった人々をしのぶ日」と定められています。

お彼岸にお供えするもの・行うこと

お彼岸の時期には、先祖供養のためにお墓や仏壇にお供えをして、手を合わせます。お盆のように飾りなどはしませんが、彼岸の入りの前には仏壇を清め、春分の日または秋分の日にはお墓参りに出かけます。この習慣は今も広く全国で行われています。

お彼岸のお供えと言えば、春にはぼたもち、秋にはおはぎを思い浮かべる人も多いでしょう。実はこの2つは基本的には同じもので、それぞれ季節の花である「牡丹」と「萩」にちなんで名付けられています。

お墓と周囲を掃除し、ぼたもちやおはぎに加えてお酒など故人が好きだったものも一緒にお供えし、花や線香をたむけます。なお、お参りが終わったら、供え物は持ち帰るのが通例です。

また、お彼岸の間は多くのお寺で「彼岸会(ひがんえ)法要」が開かれます。彼岸会法要ではそれぞれの宗旨・宗派のお経が読まれ、僧侶の法話を聞くことができます。

最近では、雅楽や舞踏、お茶会などのイベントが行われていることもあります。お寺は基本的に誰にでも平等に門戸を開いているので、直接、関係のないお寺でも覗いてみてはどうでしょうか。

先祖や亡くなった人のことを思い出す日でもあるお彼岸。春分の日や秋分の日が近づいてきたら、まずはお墓参りの準備を始めましょう。


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