お墓購入の際にローンを使うことはできる?
お墓一式の購入にかかる費用相場は、最もスタンダードなもので150万~250万円前後。墓地の形態や地域、使用する石材の種類によっても異なりますが、決して安い買い物ではないため、いざ契約、購入という段階で慌てないよう、いつ、何にお金を支払うのか、しっかりと予算立てをしておくことが大切です。
また、分割払いローンを使える石材店も増えていますので、一括払いに不安がある場合は、一つの選択肢としてローンの活用を検討してみると良いでしょう。ここでは、お墓にかかる費用とローンの具体的な使用方法を紹介していきます。
お墓にかかる費用の内訳
石材店に依頼すると、お墓の完成までに必要な経費を記した「見積書」を作成してくれます。内容をよく確認して、不明点は石材店に質問すると良いでしょう。
一般的な内訳は、以下の通りです。
・永代使用料
霊園・墓地にお墓を建てようとする際、使用する区画(土地)の「購入」費用を支払うのではなく、お墓を建てる区画を使用する「権利」を得るための費用を所有者に支払います。この費用を永代使用料と呼び、永代に渡ってその土地を使用できる権利のことを指します。
・墓石にかかる費用
暮石にかかる費用には、石材費、加工費(文字の刻印など)、付属品代、建立にかかる基礎工事費、設置費が含まれます。使用する石材の種類や刻印する文字数、デザイン加工などにより費用が変わってきます。
・管理費
墓地の維持、管理費用として管理者に支払う費用です。毎年1回納入するのが通例となっています。
・開眼供養
お墓が完成したら、住宅の「竣工式」に相当する「開眼供養」を行います。
お墓の購入にローンは使用できる?
一括払いの他に分割払い(ローン支払い)で納めることができます。
当社では、安心、低金利(令和3年11月現在2.9%)のメモリアルローンがありますので、お支払い方法の選択肢の一つとして検討してください。
お墓をローンで組んだ後に亡くなってしまったら?
ローン完済前に、ローン契約者が亡くなってしまった場合、祭祀継承者が返済を引き継ぐことになります。契約者死亡の際、返済義務を免除するローンもありますので、保障内容を確認しておきましょう。また、お墓は、相続財産の対象外となる祭祀財産に相当するため、ローンの残額については債務控除の対象から除外されています。